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2000黒部レポート NO-8 最終回


昼食後も釣吉さんの爆釣は続いた。「壷にはまる」とは正にこういうことで、どうにも手がつけられない。釣吉さんはエンジン全開のまま黒部最後の渓を楽しんだ。釣りあがるにつれ渓の幅は広がり、場所によっては二股になった。私はその狭い方の流れを主に釣りあがった。

ポイントによって反応があるところとないところの差が激しい。私が準備したフライは最大でも#12だったのでアピール度が乏しかったのかもしれない。#8とか#10とか、もう少し大きなサイズのフライを準備しとけばよかったと後悔した。イワイワナ#12に対する反応も渋くなり、途中からはできるだけボリュームのあるハンピーパラシュートに切り替えた。それが功を奏したのかようやくペースが上がってきた。相変わらずイワナのサイズは最大でも25cmのままだったが…。初日に釣った支流のポイントまで無心に黒部最後のフライフィッシングを楽しんだ。釣吉さんがあまりに絶好調だったので少々あせったが、結果的には今回の遠征で最高の21匹を釣ることが出来た。サイズは2日目に釣った28.5cmが最高だったが、平均25cm、多くの無垢なイワナたちと夢のような日々を過ごすことができた。

黒部の水は限りなく透明で冷たく、遠くに見え隠れする北アルプスの山々が織りなすパノラマは、正にパラダイスそのものであった。2000年という節目の年に、「黒部源流」に訪れることが出来たことに感謝すると共に、またいつの日か必ず訪れたいと心に誓った。



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