2006/8/13〜8/17  北アルプス


  2年ぶりに北アルプスに行くことになった。今年で6回目になる。今年は2日目まではJB23さんが同行し途中から一人旅となる。

8/13 晴れ
  昨日は豪雨の影響で電車がストップし、入山が予定より大幅に遅れたが、ギリギリに麓のキャンプ場へと滑り込んだ。
  今日は早朝5時からから山道を登り始める。4時間弱で主稜線へと出るが、そこは高山植物の咲き誇る下界とは全く違う別世界だ。
  素晴らしい天候の中、景色を楽しみながら稜線を辿り、15時過ぎに目的のキャンプサイトへと到着した。お盆ということもあり、テントの花が咲いていた。

8/14 晴れ
  JB23さんとはここで別れる。彼は念願の山頂を目指すとのこと。いつのまにか彼は「フライフィッシャー」から「山男」へと変身してしまい、彼は今回は釣りはなしだ。
 ゆっくり出発する彼と別れ、今日は北アルプスでも有名な美渓へ一人で向かう。渓を下降し、支流から本流を駆け下る。途中で数人テントを張っている人や、はじてここでFFを楽しみに来た若者と談笑した後、目的の美渓の合流点に着いた。
  ここは、いつ来ても素晴らしい景色で、是非この渓を遡行したいと思っていた。今回はザイルもないので慎重に遡行することにする。写真集でおなじみの滝をいくつか越えると、魚影が見える。まだ、時間も早いので、少しの時間フライを楽しむことにする。小さなイワナを数匹釣ったところで、4名の遡行パーティーが追いついてきたのでロッドをたたみ、また遡行する。
 彼等と一緒にいくつかの滝を越えると、この渓一番の大滝に着いた。左岸を強引に上り滝を巻くとそれから上流はナメラが続き、最後に美しいお花畑と雪渓を越え昨日歩いた主稜線に到着した。今日は空荷なので一気に山頂に向かい、雷鳥や高山植物の写真を撮りながら2連泊となるキャンプ場に到着した。

8/15 晴れ
  今日も晴天だ。早めに出発したところ、意外と早く別のキャンプ場に到着してしまった。他のパーティーがテントを撤収している横でテントを張るのは妙な感じだ。
  しばらくして、いつもの渓へと下降するが、途中で下から上がってきたパーティーとすれ違う。水量が多くて渡渉不可能になり、また登り返してきたとのこと。ご苦労なことだが安全第一。「こちらの渓は水量が非常に多い」「熊の糞が多いので気を付けた方がいい」とのアドバイスを受け、一路渓へと駆け下る。
  少し方向を間違えながらもいつもの渓へと着いた。「彼等が言う程水量は多くないなあ〜」などと思いながら釣っていると、突然横に若者が・・。格好はどうも登山者らしくない。話しを聞くと、山小屋勤務で少し休みをとってここに来てみたとのこと。彼は良く来るらしいが、今日は水量がかなり多いと言う。「下山途中にビール飲みに寄るよ」と約束し上流へ向かう。数時間釣り登ると大きな雪渓が出てきたところでロッドをたたみ、キャンプサイトへと向かう。今年は、雪渓の雪がかなり多いようだ。山小屋に着くと台風が来ているとのこと。早めに下山すべきか迷うところだ。

8/16 晴れ
  今日は山頂から御来光を眺めるため4時前に出発する。山頂からは雲海と素晴らしい日の出を眺めることができた。テントサイトへ戻り、ゆっくりと出発する。途中の山頂からJB23さんへ連絡を入れると、下山途中とのこと。彼も目的を達成し大満足のようである。
 途中に昨日出会った若者の山小屋に立ち寄りビールを飲む。彼は10年も山小屋に勤務しているとのことでこの辺りの情報には相当詳しい。貴重な情報をもらい今回初めて向かう渓へと歩みを進める。
  この渓はいつも気になっており、いつか行ってみたいと思っていた。テントを張り早速渓へと向かう。渓は明るく水量もありフライフィッシングにはもってこいである。しばらく反応がないが、途中から魚影が濃くなる。目的の大型もロッドを曲げてくれ、短い時間だったが充分堪能できた。

8/17 晴れ後雨
  JB23さんは昨日は麓のホテルに泊まったらしい。彼の情報によると台風が南九州直撃らしく、飛行機が飛ぶかどうか微妙な状況らしい。しかし、こんな山の中ではどうしようもないので、ゆっくりとテントを撤収し下山を始める。
  林道林蔵を塞ぐ巨大なデブリ(雪崩後)や花の写真を撮りながらバス停へ到着し、待ち時間を利用して温泉で汗を流し今回の旅は終わった。

  と、普通ならここで終わりだが、バスに乗り遅れたり、台風の影響で飛行機の出発が遅れ、さらには隣りの空港へ降り立つなど、最後に難関が待っていた。

 すっかり山男に変身したJB23さん
黙々と登る。眼下には有名な○○湖
高山植物の代表 ニッコウキスゲ
朝もやの中
有名な○○沢出会い
ナメ滝が続き美しい
移植されたイワナ
美渓中流部
全体に赤い岩が多い
チングルマ 背景には残雪残るカール 
朝焼け
あどけないイワナ
朱点がまぶしい
大きな雪渓が残っていた
遠くに槍ヶ岳 JB23さんはあそか?
雲海の中から御来光
はじめての渓のイワナ
平均サイズは大きいが少々痩せ気味
明るく水量の多い渓だった








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