2004/8/21〜8/23、24〜25  北アルプス、飛騨の渓を巡る 


  また今年も北アルプスに行くことになった。今年で5回目になるだろうか?嫁さんからは「いい加減にしてよ!」と怒りをかいながらも、男はロマンを求める生き物である。
 今年も同行者はJB23さん、昨年の仮(何の?)を返したいと一年間トレーニングに励んだ成果を見せてもらう旅ともなった。

8/21 曇り〜小雨
  昨年と同じコースを早朝6時から登り始めるが、今年は山小屋の人混み?を避けるべくテント持参となり、ザックの重量も20Kgを越え、40歳を遙かに越えた老体には厳しい登山となった。歩くこと約9時間半で目的地に到着、お互いグロッキー気味だが、JB23さんがここまで強くなったとは・・本当に1年間厳しいトレーニングを積んだのだろう!
  テントを張ると早速雨が降りはじめ急激に気温が下がってた。担ぎ上げた大量のアルコールで早速入山祝をするが、睡眠不足と長時間の行動であっという間に睡魔に襲われ、深い眠りについた。

8/22 曇り〜雨
 どうやら今回は天気が悪いようだ。南海上には台風が2個、本州中部には前線も居座っているので、釣りができる日数も短くなることを覚悟しなければならない。
 朝まで降った雨も朝食を摂ることにはやみ、今日一日はなんとか釣りができるようだ。
 さっそく渓を目指して下降するが高山植物は殆ど終わっており、素晴らしい景色も堪能できないまま、昨年と同じ場所に到着した。早速#8のデカアントを流すとイワナが顔を覗かせてくれる。JB23さんも快調に釣り上がっているがサイズはイマイチ。岩の上には所々ケルンが積んでありお盆にかなりの入渓者があったことが推測できる。サイズの上がらないものの、かなりのイワナの顔を拝むことができ、JB23さんが魚止の良型を釣ったところで納竿とし、テント場までの最後の急登に気合いを入れる。
昨年は雪渓で埋まっていた渓だが今年は全く雪が無く、なんなく稜線まで上がることができた。約6時間の釣りに満足しテントに転がり込んだころ本格的な雨となった。

8/23 雨
 夜中にアテネオリンピックの女子マラソン実況を聞きながら、次第に強くなる雨足に今後の行動を色々考えながらまどろんでいた。
 明るくなると既に周りのテントはなくなっており、殆どが下山したようだ。天気予報を聞くと明日も雨。源流でこの雨では増水でまともな釣りができないだろう。早速下山を決め、大雨の中一昨日登ってきた道を黙々と下り、約7時間半かかって登山口に着いた。疲れた身体を温泉で休め、麓のビジネスホテルへと転がり込み明日以降の作戦に頭を悩ませる。

8/24 雨〜曇り
 レンタカーを借り「赤いやまめ」さんの情報をもとに、初めての渓を訪れた。麓ではダム工事が始まっていたが、ブナの原生林に包まれた素晴らしい渓だ。イワナをゲットすることを期待して遡行するも・・・涙。
 次は5年前に家族と行った有名河川。里川で釣果は期待できないが、とりあえずロッドを振ってみる。予想どおりチビアマゴとイワナの厳しい釣果となったが、山岳渓流でなく、ゆっくりしたFFも楽しいものだ。
  今晩は近くのキャンプ場でテントを張り、ゆっくりと疲れをとった。

8/25 晴
 今日は初めて名前を聞く渓に行くことにした。途中の峠からは乗鞍、槍、御岳等の素晴らしいロケーションが心を和ませる。
 渓は素晴らしい渓相で期待を抱かせるが、予想どおりの「ボ」。上流に進むも他の釣り師が入っているようで渓を変えてみる。県道沿いの渓で期待しないままロッドを振るが、魚影が見え俄然やる気になる。チビイワナが多いが、良型のアマゴも釣れようやく溜飲が下がる。
 次に向かった渓も有名な場所で期待はできない。ザラ瀬が多くフライをするにはもってこいの渓であるがいかんせんポイントが殆どない。もう少し上流に入ると良いのだろうが・・。しかし、本当に気持ちの良い渓だ。

 今回は目的とした場所での釣りは十分にはできなかったが、それなりに遠征気分を味わえた旅となり、JB23さんと帰路についた。
 期待した高山植物は少なかった。もう秋の訪れだ!
硫黄に臭いがする渓を下降する
#8デカアントに無垢なイワナが
JB23さんもロッドを曲げる
この渓特有のイワナ。胸鰭がでかい!
支流へと歩みを進める
朱点がまぶしいイワナ
魚止のイワナを仕留めたJB23さん
ガレ場を詰めテント場へ向かう
番外編 A川中流 
番外編 AG川
番外編 Y川上流 朱点がまぶしい幅広アマゴ
番外編 MZ川上流








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