神奈川より「赤いやまめ」さんが宮崎に来ているらしい。残念ながらなかなか休みがとれず、ようやく彼の滞在期間最終日の２６日に近くの渓へ案内することができた。はじめてお会いする「赤いやまめ」さんは予想していたより若く、バイタリティのある方で、驚いたことにはあまり見かけない自分の釣りスタイルに良く似ている人でもあった。
林道を走ると先客の車があるが、我々の目標としている渓とは違うだろうということで早速渓へと入る。とある場所からロッドを出すが、魚の出方はかなり悪い。やはりこの渓は少し時期が早かったようだ。彼は狭い渓も苦にせず快調に登り、キャスティングは柔らかくとても参考になる。お互いに小さめのエノハを数匹釣ったところで、とあるポイントででかいエノハがクルージングしているのを見つけた。早速彼にやってもらうが、相性が悪いのか魚がフライをくわえてくれないようだ。次に私が慎重にキャストすると魚がくわえたのが見え、すかさず合わせるが一瞬テンションがかかった後フライが外れてしまった。相変わらずへたくそな自分にいやになってしまう。もう少し遡行したかったが、彼の帰りの時間が迫っており、またの再会を誓い合ってロッドをたたんだ。
翌２７日は別の渓へ一人で出かける。すぐにまずまずのサイズが出るが、またも外れてしまう。昨日といい今日といい・・・。しかし、渓には藤の花が咲き誇って綺麗だ。この花が終わると、もうすぐ初夏の季節になり、本格的な源流シーズンとなりもっと楽しめるのだろう。しばらく釣り登ると、２５㎝くらいのが見え、フライをくわえてくれたがまたしても！もうこのポイントはだめか？と再度のぞき込むとギョッとするようなエノハが泳いできた。昨日のより一回り大きいやつだ。気をしずめて回遊するタイミングを見計らってフライをキャストするとその魚は頭を完全に水面よりだしてフライを・・くわえ損なった！しかも、ティペットに当たったのか逃げていってしまった。かなりショックである。２日続けてデカイのを逃がしてしまうなんて・・。あきらめきれないが、仕事の関係でその渓を早めに後にした。
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