2002/6/2 閉ざされた渓
今日もあてのないまま、車を走らせる。昨日はまあまあの釣りができたので、はじめての渓をめざすこととする。昨日はミッジを忘れたので今日はしっかりとベストに入れる。しばらく歩くと綺麗な景色の場所に出て、様子を見る。エノハがいた!さっそく#22で釣り上げる |
遠くの山々が一望できる |
口の中にミッジがしっかりと |
しかし、下界とは違い涼しい風が渓をながれる。しばらく行くと、渓が荒れている。昔伐採が入ったらしい。ワイヤーが無惨に捨ててある。せめて回収してくれれば・・あと30年は腐らないだろう。渓の異物として残っていくのだ。しかし、エノハはたくましく残っていた。 |
まだ大きいサイズも見えたのだが、腕が悪くて |
美しいナメ滝が連続する |
そろそろ帰ろうかと思っていたところ、黒い魚影が見えた。サイズはまあまあのようだ。早速フライを流すとフッキングしたがかなり引く。尺は無いはずだが・・・釣り上げると、ニジマスだった。こんなところにまだ残っているとは。十数年前の無秩序な放流の結末である。最上流部にニジマスがいるというゆがんだ現実。何か、むなしくなってしまう。しかし、ニジマスに責任はない。彼らは一生懸命、繁殖を続けているのだ。 |
エノハの上流で釣れたニジマス。再生産している。 |
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